ガレット・デ・ロワ

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すっかり、此処、日本でも馴染みが出てきた新年に食べる伝統菓子。

クリスマスに食べるシュトーレンや、これからがシーズンとなるチョコレート(ボンボンショコラ)と共にガレットに初めて触れたのもベルギーの修行時代でした。

パイとアーモンドクリームというシンプルながら繊細にして素材の持つ力強さを感じさせてくれるお菓子。

ベルギーでのお店でも、まさに「飛ぶように売れる」そんな表現がピッタリな程、その国の文化や習慣、そして、人々の暮らしの中に溶け込んだ、肩肘を張らない普遍的なお菓子という印象でした。

日本のお店のガレットはとてもキレイで整っていますが、
現地でのソレは皆、表情は様々。
シーズン中は表面の模様を全ての職人達が総動員でかかります。
少し言葉は悪いけど雑なモノもあれば、丁寧でキレイなモノもある。
それは、その人間の個性や手仕事の暖かさ、空気感が伝わってくるようで、とても「愛らしく」「味がある」そんな魅力のあるガレットがお店にたっぷり溢れていました。