想いをカタチに

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僕はお店のロゴやパッケージデザインなどを全て自分で考え決めてきました。
出来上がりを見ては、その度にイメージを言語化し、カタチにして頂く為のコミニュケーションの難しさと自分の知識の無さにションボリし落ち込みます。
このままではなぁ〜と思っている日々の中、あるデザイナーの方とご縁を頂き、思い切って僕の「想い」と「イメージ」をデザインし、カタチにして頂くご協力をお願いしました。

僕の中にはいつも「こういう感じにしたい・していきたい」という曖昧で漠然としたイメージだけはあるのですが、それを言語化し伝える事がとても苦手で苦痛であるというのが本音です。

そのデザイナーの方はそんな僕の「沢山の想い」を「聞く」という事をとても大切に、丁寧なコミュニケーションを重ねる中で、今まで曖昧で漠然としたイメージに、輪郭を与え、少しずつカタチにしてくれました。

お菓子作りも最初から自分のイメージした物が直ぐにカタチになる訳ではなく、「こんな物を作りたい」という能動的な感情からはじまり、そこに僕たちの今までの経験や召し上がって頂く方々、そして僕たちエメラの「らしさ」などを考え、イメージし、自分との対話(コミュニケーション)の中で試行錯誤しながら少しずつカタチになっていきます。
そこには自分の事だけではなく他の誰かを想い、考えるいう、モノ作りの本質のようなものが存在していると思います。

「想い」を精一杯伝えようとする側の姿勢、そして、それを精一杯汲み取ろうとする側の姿勢からのコミュニケーションで生まれてくる「モノ」はきっと、とても美しく、いつまでも大切にしたいと思える「モノ」なのかも知れません。