マカロン

ベルギー修行時代、マカロンの仕込みは毎週水曜日と決まっていました。6種のマカロンを皆で一日かけて一度に仕込みます。僕にとって水曜日は特別で大好きな曜日でした。

マカロンは初めてフランス菓子という世界に心惹かれるきっかけとなるお菓子の一つだったから。

卵白、砂糖、アーモンドからどうしたらこんなかわいらしいフォルムのお菓子が出来るんだろう？
このお菓子を通して異国の地にいつか繋がりたい。
そんな想いを馳せていたと思います。

心惹かれ、夢中で過ごした修行時代のお菓子達を、一過性のモノではなく、その土地に根ざしていけるような永遠性のあるお菓子になるよう大切に作り続けています。